【骨髄バンク】ドナー候補者の通知が来てから確認検査面談までの流れ

ここでは、ぼくの場合の、ドナー通知が来てから確認検査面談までの流れについて書いています。

実際の日程聞かれる事については、個人差がありますのでご了承下さい。

 

このページでは日本骨髄バンクへのリンクを使用しています。

日本骨髄バンク【骨髄・末梢血管細胞提供のコーディネートの流れ(アニメーション)】
https://www.jmdp-donor-special.jp/elements/anim/flow_donation_b.html

 

日本骨髄バンクから候補者の通知

新しい職場に派遣として働き始めたある日、

携帯に、日本骨髄バンクからの通知が来ていました。

 

内容は、ドナー提供の候補者に選ばれたというものです。

 

骨髄ドナーSM

 

ぼくが思った事としては、

『やっと来たか』という事と、『候補になれて嬉しい』という気持ちでした。

 

この時、骨髄バンクに登録してから約7年は経っていたようです。

ずっと連絡が来なかったので、登録されてるかな?と確認に行った事もありました。

 

この通知を確認した時は職場に居た時だったので、

職場に、今後仕事を休む可能性があるかもしれない事を話しました。

 

職場には断られる可能性もあると思っていたので心配でしたが、

「仕事は何とかするから大丈夫。」という理解がある感じでした。

残業が嫌だと言ってもさせられる時もありますが、悪い職場ではないと思いました(;’∀’)

 

メッセージに書いてあった、郵送された書類は帰宅時にはまだ届いておらず、翌日届いていました。

 

郵送された書類の到着(通知から1日後)

仕事から帰ると、封筒が届いていました。

骨髄バンクからの書類 骨髄バンクからの書類

中身は以下のような書類が入っていました。

  • 新型コロナウイルスのワクチンの接種について
    コロナのワクチン接種はコーディネート中も受ける事が可能なようですが、今後の日程調整に影響する可能性があるようです。
  • こちらをはじめにお読みくださいドナーへの大切なお知らせ
  • ドナーのためのハンドブック(72Pほど)
  • 提供意思確認書
  • 問診票
  • 返送用封筒

 

中身を確認してみたい方用のリンク

日本骨髄バンク【郵送資料一式】から確認出来るものです。

 

 

中身を色々確認すると、事前に家族の同意が必要とありました。

ぼくは今は一人暮らしなので、実家の家族に電話で連絡しました。

母・父・弟とにドナー候補になった事を電話で話しました。(家族の同意についてはこの後何回か確認され、家族も交えた最終同意面談というものがあります。)

 

返送が必要な書類は、記載するのに1時間前後かかったと思います。

 

返送書類についての確認電話(通知から10日後)

前日に携帯に着信があったのですが、気付かず出れなかったので折り返し。

着信のあった番号は日本骨髄バンク地区の事務局からでした。

 

電話の内容は、返送した書類に記載した内容についての詳しい確認でした。(以下ぼくの場合)

  • 家族の理解は得られているか
  • 職場の理解が得られているか
  • 腰の痛みがあったのはいつ頃か
  • ピアスの痛みはないか、使い捨ての物で使いまわしはないか
  • 乾燥肌の症状はいつ頃からか、使っている塗り薬はどんなのか
  • 整腸剤はいつ頃から飲んでいて、何を飲んでいるのか
  • 期間中、塗り薬を使わない事、整腸剤を飲まない事は可能か
  • ぼくが以前献血で引っかかった事がある件(病院での検査は異常無し)

などなど、記載した内容についての再確認だったと思います。

 

このまま継続してお願いする時は手紙を送るが、

候補から外れる場合は電話連絡しますとの事。

 

返送書類についての再確認(通知から11日後)

電話連絡が来ました。が、お断りの連絡ではなく、前回話した内容の再確認でした。

 

乾燥肌で使っているステロイド(強めの塗り薬)を、使わない事は可能か? → OK

コーディネーターからの手紙を送りますので手紙が届いた頃に連絡します。

という内容でした。

 

コーディネーターとは

骨髄バンクのコーディネーター(=ドナーコーディネーター)は、ドナーおよびドナーの家族への説明、また、担当調整医師、地区事務局、採取病院などドナー側の連絡調整を担当しています。

日本骨髄バンクより抜粋

 

コーディネーターからの電話(通知から14日後)

コーディネーターから電話がありましたが、帰宅中だったので折り返しとしました。

家に着くと、コーディネーターからの封筒が届いていました。

コーディネーターからの封筒

 

封筒の中身

  • 担当コーディネーターのお知らせ
  • ドナーの方へのお願い
    ハンドブックの内容に関する質問等
    ◇ご家族同意の有無
    ◇職場・学校のご協力の有無
    ◇入院・通院が出来ない時期
    ◇確認検査の希望日・不都合日
    ◇開始シートに記載した健康面申告の変更の有無
    ◇今後の連絡方法等

など、コーディネーターとの電話で聞かれる項目などです。(中身確認前に先に電話で話しました)

 

コーディネーターと電話

上に書いている項目や、返送書類に記載した内容などについて聞かれます。

  • 骨髄採取は3泊4日全身麻酔/末梢血管細胞採取は1週間全身麻酔無し(どちらかを選ぶ事も出来るが、決めるのは患者側)
  • 家族と職場の同意済み
  • 家族向けパンフレットと、職場向けのパンフレットは必要か(日本骨髄バンクで内容を確認出来ます)
  • 確認検査面談というもので、約1週間後~約3週間くらいの間で空いてる日程の確認
    (平日の午前10時~12時または午後13~15時の中で候補日を2,3決めて、医師の候補日と照らし合わせ)
  • 確認検査面談までは献血はしない事
  • 確認検査面談の2~3日前は運動を控える事(筋肉を使うと検査の数値に影響があるようです)
  • ぼくが以前献血で引っかかった事がある件(病院での検査は異常無し)→ 骨髄バンクにも基準があり採血結果で駄目になる可能性
  • 今後のコーディネーターへの連絡は個人携帯で24時間可能(大変そうなのでSMで連絡にする事にしました)

などです。

 

もし、ドナー提供になった場合の日程としては、

約2カ月~約4か月後くらいの間になりそうという話でした。

 

確認検査面談日の確定電話(通知から15日後)

確認検査面談のために、職場に休ませてもらう日の確認を取り、コーディネーターにSMで候補日を連絡しました。

この日の夜に連絡が着て、確認検査日が決まりました。

 

その後、SMで確認検査当日に必要な荷物などが記載されたSMが送られてきました。

  • 日にち・場所・時間、担当医師の先生
  • 当日の待ち合わせ場所
  • 朝食を済ませてOK
  • 前日は飲酒を控える事
  • 持ち物
    ハンドブック
    本人確認書類運転免許証マイナンバーカード保険証いずれか1点
    ③朱肉を使用する印鑑

そのほか、体調変化都合が付かなくなった場合コロナに感染した場合不明な点があれば連絡下さいという内容です。

次回は確認検査前日に連絡します。という事でした。

 

この後、SMに書いてある内容が詳しく書かれた書類が郵送されてきました。

また、家族向けパンフレット職場向けのパンフレットを希望したのでそれも送られてきました。

 

確認検査面談前日(通知から21日後)

コーディネーターから連絡が来ましたが、上記のSMで送られてきた内容の再確認くらいでした。

 

確認検査面談(通知から22日後)

コーディネーターと病院で待ち合わせ、その後病院の一室に入りました。

 

コーディネーター担当医師との3人での面談になりますが、

担当医師は後から来るという事で、先にコーディネーターとハンドブックの読み合わせをしました。

全体的には、ほぼハンドブックを読んでいた感じです。

「分からない事や聞きたい事があれば聞いてください」という感じなので、気になる事は確認しましょう。

 

その後、担当医師を交えてハンドブックを読み進め、実際に使用する道具写真などを見せてもらいます。

読み合わせが終わると、ドナー提供の意思を確認され、変わらなければ書類にサインをします。

その後、身長体重血圧測定をして、確認検査のための採血をします。

 

というような流れで、色々話したりで2時間半くらいかかったと思います。

 

今後は、血液検査の結果や、ドナー選定結果の連絡待ちという感じです。

 

血液検査の結果

採血の結果は2週間前後で知らされるようです。

血液検査には肝炎、梅毒、エイズなどの検査が含まれるようです。

骨髄バンクの基準を外れる場合には、再検査の相談があるようです。

 

ドナー選定のお知らせ

ドナー患者は最大10人までドナーのコーティネートを進める事ができます。

患者主治医は他のドナーの検査結果などすべての情報を検討し、

最も移植に適したドナーを選びます。これをドナー選定と言います。

ドナー選定されたかどうかをお知らせするまでに、2~6週間程度を要します。

 

というのが確認検査面談の流れでした。

 

さいごに

以上がぼくの場合の、ドナー通知が来てから確認検査面談までの流れについてでした。

実際の日程聞かれる事については、個人差がありますのでご了承下さい。

 

骨髄バンクに登録した国内の患者の約95%が適合者を見つける事が出来るようです。

ですが、実際の提供まで至れるのは約55%のようです。

 

ドナー提供の話を進めるにあたり聞かれる事ですが、

  1. 家族の理解が得られているか
  2. 職場の理解が得られているか

この2つが、提供に至るまでに大きいようで、ぼくもそう感じています。

 

・・もし、自分が結婚して、奥さんや子供が居た場合、

自身の日々の生活態度や奥さんの属性によっては、理解を得られるのは難しい気がします。

それを考えると、結婚後に話し合い、ドナー提供の取り消しをするかもしれません。

 

また、仕事を休めば職場にも迷惑をかける事になるので、そこも心配でした。

もし、「人が居ないし仕事休まれると困るから休まないで欲しい」とか、

自身が重要な立場で、代わりに出来る人が居なかった場合など、

休みを取りたくても取れない状況も考えられます。

 

ですので、家族職場理解協力があって出来る事だと思いました。

 

 

それでは、みなさんも元気に楽しんでお過ごしください。

 

 

このページでは日本骨髄バンクへのリンクを使用しています。

日本骨髄バンク【骨髄・末梢血管細胞提供のコーディネートの流れ(アニメーション)】
https://www.jmdp-donor-special.jp/elements/anim/flow_donation_b.html

 

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